第32回研究成果発表会
「第32回研究成果発表会」を、2025年11月7日(金)開催しました。
29組の研究者が登壇発表、パネルディスカッションを通じ、研究成果を発表しました。
開会のご挨拶
開会にあたって、当財団理事長・中山晴喜がご挨拶しました。
多数のご出席に感謝を述べるとともに、多方面に及ぶ研究テーマの発表や、昨年につづく高校生研究者の意気込みを楽しみにしていると語り、挨拶を締めました。
動画で見る
登壇発表
6組の研究者が登壇発表を行いました。
発表後はポスター会場の各ブースで研究成果についての質疑応答や議論が行われました。
動画で見る
ポスター発表
29組の研究者がポスター発表を行いました。
今年度も多岐にわたる研究テーマの発表があり、調査研究、助成研究A、助成研究B、次世代研究者(高校生)助成、それぞれから発表していただきました。
澤邊 太志(奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科)
聖地巡礼ゲーム
村川 弘城(日本福祉大学 全学教育センター)
トランプゲーム「大富豪」に勝つための方略を利用した「プログラミング教育」プログラムの開発
村山 陽(東京都健康長寿医療センター研究所)
単身中高年者の社会的孤立・困窮予防に向けたゲームの開発
藤原 寿理(福島県立医科大学 医学部)
対戦型ゲームと協力型ゲームの嗜好性に関する神経メカニズムの解明
二口 聡(金沢星稜大学 教育教養部)
非ゲーム世代を対象としたゲームチュートリアル講座の開発
竹内 光(東北大学 加齢医学研究所)
パーキンソン病の遺伝的リスクとゲームをはじめとした嗜癖習慣や創造性等に関する職業選択の関連の解明
荒川 俊也(東京電機⼤学 システムデザイン工学部)
メタバースを活用した防災共助力強化ゲームの開発と有効性の評価
一ノ瀬 元喜(静岡大学 工学部)
オンライン経済ゲーム実験を用いた社会の協力を促すAIエージェントの探究
鈴木 浩(神奈川工科大学 情報学部)
認知症の遅延・予防効果に関する定量的評価の試み-ゲーム利用を通じて-
栗原 一貴(津田塾大学 学芸学部)
より多くの人が楽しめる、AR 技術を用いた百人一首かるたの支援
塚本 昌彦(神戸大学大学院 工学研究科)
カラーパススルーHMD を用いた人間性・社会性育成ゲーム
福嶋 政期(九州大学 大学院システム情報科学研究院)
Social and Emotional Learningに向けた情動誘導ゲームの開発
鈴木 悠平(立命館大学 大学院先端総合学術研究科)
視線入力ゲームを通した重度身体機能障害のある子どもと周囲の人たちのコミュニケーション支援と実証
高岸 治人(玉川大学 脳科学研究所)
対戦格闘ゲームが他者との絆形成や信頼感に与える影響
中茂 睦裕(湘南工科大学 情報学部)
健康寿命を延伸するためにスマホ1つで誰もが参加できる健康増進ゲーム
横田 和哉(長岡技術科学大学 技学研究院)
ゲームにおける視界の現実感がプレイヤーに与える影響の定量的解析
寺農 織苑(城陽市歴史民俗資料館)
ミュージアムにおけるビデオゲーム機展示の課題解決に向けた実践的研究
加藤 貴昭(慶應義塾大学 環境情報学部)
野球eスポーツ熟達者の知覚認知スキル
植山 祐樹(防衛大学校 システム工学群)
フライトシミュレータにおける空間識失調の生成と拡張没入感
澤邊 太志(奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科)
XRFUN-RIDE:自動走行環境でのXRゲームプレイ時の搭乗者の臨場感と楽しさ向上に関する印象評価
青木 雄一(長野大学 社会福祉学部)
特別支援学校(知的障害)におけるASD児の共同注意発達向上アプローチ-「遊びの指導」に着目して-
シン ジュヒョン(立命館大学 衣笠総合研究機構)
ゲームアクセシビリティの社会的価値に関する研究
中山 陽太・森 大輝(滝川第二高等学校)
人生ゲームを活用したスマートフォンによる学習時間の低下をシミュレーションするカードゲーム研究コーチ:松尾 由美(江戸川大学 情報文化学科 准教授)
小島 拓也・森岡 和歩・大東 紅芭(奈良女子大学附属中等教育学校)
食をめぐる社会問題を解決する遊び 「Game 最強メシ」の提案研究コーチ:粟飯原 萌(日本大学 理工学部 助教)
木崎 公亮(大分県立大分舞鶴高等学校)
五度圏を用いたインタラクティブな楽器インターフェースの開発研究コーチ:溝⼝ 泉(電気通信⼤学 情報理⼯学研究科 助教)
棚橋 ひなた・原田 玲衣(トキワ松学園高等学校)
「ほめにゃん」で心を健康に研究コーチ:井上 喜延(九州大学 大学院人間環境学府 博士後期課程)
藤田 要・清水 嶺於・宮田 陽大(茨城県立IT未来高等学校)
イバ旅研究コーチ:亀岡 嵩幸(九州大学 芸術工学研究院 助教)
小畑 春翔・長濵 希・市 千輝(大阪教育大学附属高等学校平野校舎)
ゲーム型教材を開発して海外メディアを見る意識付けを行う ーゲームを通して視野をグローバルにー大阪教育大学附属高等学校平野校舎
李 ソウォン・小見山 凪咲・新開 帆花(トキワ松学園高等学校)
“吾唯足るを知る” ~文化を守り、心豊かに~ SDGs18の目標 文化を守り心豊かに生きる未来を研究コーチ:小林 真也(東京外国語大学大学院 総合国際学研究科 博士後期課程)
講評(総括)
最後に、当財団評議員・企画委員長を務める大熊健司先生、当財団理事・選考委員長を務める渡邉一衛先生が講評を行いました。
